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http://www.ustream.tv/recorded/25058921
北九州市と同じ・・・。
北九州市と同じ・・・。
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http://www.youtube.com/watch?v=p9K4B0cfe1s
東日本大震災:宮城・石巻のがれき、あすから受け入れ--笠間の処分場 /茨城
毎日新聞 8月29日(水)12時52分配信
笠間市福田の公共処分場「エコフロンティアかさま」で試験焼却が行われた宮城県石巻市の震災がれきについて、県と宮城県との協定がまとまり、30日から正式に受け入れを開始することが決まった。14年3月末までに計3万7500トンを焼却する予定という。
県廃棄物対策課によると、7月の試験焼却では、焼却灰の放射性セシウム濃度は1キロ当たり2230ベクレル。国の基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)を大きく下回り、安全性が確認された。地元住民への説明で同意が得られたため、24日付で宮城県との基本協定を締結。受け入れるがれきの放射性セシウム濃度は1キロ当たり100ベクレル以下を要件としている。
受け入れは30日夕から始まり、1日平均100トンを焼却する見込み。他にも受け入れに前向きな市町村があり、県全体で14年3月末までに計10万トンの受け入れを目標とする。【酒井雅浩】
8月29日朝刊
・・・・・北九州市の基準330Bq/kgを簡単に超えてるよ!?
・・・・・鹿島JVの件は?
毎日新聞 8月29日(水)12時52分配信
笠間市福田の公共処分場「エコフロンティアかさま」で試験焼却が行われた宮城県石巻市の震災がれきについて、県と宮城県との協定がまとまり、30日から正式に受け入れを開始することが決まった。14年3月末までに計3万7500トンを焼却する予定という。
県廃棄物対策課によると、7月の試験焼却では、焼却灰の放射性セシウム濃度は1キロ当たり2230ベクレル。国の基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)を大きく下回り、安全性が確認された。地元住民への説明で同意が得られたため、24日付で宮城県との基本協定を締結。受け入れるがれきの放射性セシウム濃度は1キロ当たり100ベクレル以下を要件としている。
受け入れは30日夕から始まり、1日平均100トンを焼却する見込み。他にも受け入れに前向きな市町村があり、県全体で14年3月末までに計10万トンの受け入れを目標とする。【酒井雅浩】
8月29日朝刊
・・・・・北九州市の基準330Bq/kgを簡単に超えてるよ!?
・・・・・鹿島JVの件は?
平成24年8月7日
北九州市教育委員会
教育長 柏木 修
平成24年7月30日にいただきました「北九州市の子どもの人権、命を守るための公開質問状」の21項目のご質問について回答させていただきます。
1.生徒に配られたプリントに関する質問
①「がれきをなくすには、みんなの協力が必要です」(高校生版「被災地復興には広域処理が必要です」)とありますが、現在がれきの総量が減り、北九州市以外は放射能、水銀、アスベスト等の危険物質拡散が懸念されることから広域処理の見直しを検討しています。何故、その事実を子どもたちに伝えないまま、一方的にがれき受け入れの協力を子どもたちにも求めるのでしょうか。その理由を教えてください。
(回答)
本市の災害廃棄物(がれき)の受け入れは、国や被災地である宮城県知事、宮城県議会及び石巻市長からの要請に基づき、決定したものです。
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受け入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
②石巻市の皆さんは1日も早いがれきの処理を望んでいる」とありますが、現実には放射能の拡散につながる広域処理を望まない被災地の声も数多くあります。一方的な偏った情報だけでなく、広域処理以外の方法があること、例えば「いのちを守る森の防潮堤」を全会一致で可決した宮城県議会や、それを望む被災者がいることも説明した上で、北九州市は広域処理を選んだということを、知らせるべきと考えますが、全ての情報を伝えることによって何か不都合が生じるのでしょうか。もしそうであるならば不都合の中身をお答え下さい。
(回答)
本市の災害廃棄物(がれき)の受け入れは、国や被災地である宮城県知事、宮城県議会及び石巻市長からの要請に基づき、決定したものです。今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受け入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
③「がれきを燃やしても、健康や環境への影響はありません」と書かれていますが、その根拠を子どもたちにも分かるように科学的にお示し下さい。私共は、これは科学的知見に伴わない事実と異なる情報であると認識致します。現実には試験焼却によって、数多くの健康被害が報告されています。(資料1参照)現実に世田谷区の清掃工場から水銀とアスベストが相次いで検出され、石巻市女川のがれき焼却が中止になっています。また放射能の危険性を知っている子どもにとっては、脅迫以外の何ものでもありません。間違った情報を訂正し、環境への影響が出たため焼却が中止になっている自治体があることを知らせるご予定はありますか。それと並行して、危険性を理解した専門家が、児童生徒の精神的なフォローをするべきと考えますが、この件に関してもご意見をお示しください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。そのため、情報の訂正などをする予定はありません。
また、万が一、児童生徒の精神的なフォローが必要となった場合には、これまでと同様、教員やスクールカウンセラー等が相談にのるなどの対応を行っていきたいと考えております。
④配られたプリント2.の項目は、中学3年生の教科書と同じことが書いてあるとの説明を教育委員会から受けましたが、実際には異なっています。北九州市の中学3年生の教科書では、「たとえ少ない放射線でも体に害を及ぼす可能性もある」と克明に記載されているにもかかわらず、今回配布されたプリントには何故か「少量ならば体に影響がない」とはっきり書いてあります。この齟齬についての説明を求めます。これらは自然界に存在する放射能と人工的に作り出された放射能を混同している内容であり、明らかに教科書の内容に反しています。直ちにプリントの内容を訂正し、自然放射能と人工放射能が全く違うものであることをはじめ、正しい情報を児童生徒、保護者に説明するべきではないでしょうか。この点についての見解を求めます。
(回答)
今回配布したチラシの「2 がれきを燃やしても、健康や環境への影響はありません」では、今回のがれき受入れについて、試験焼却等を行い科学的知見を基に慎重に検討を進めた結果、環境や人への影響がないことを市として確認したことについて説明しています。したがって、チラシの内容を訂正することは考えていません。
⑤「風評被害をふせぎましょう」とありますが、「風評被害」の定義をお答えください。これは一方的な情報を信じる子どもと、放射能の危険性を認識している子どもとの間で対立関係を生み、いじめの原因にもつながりかねません。万が一いじめが発生した場合に、子どもたちに対し、具体的にどのように対処されますか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシでは、風評被害とは「確かでない世の中の評判やうわさ(「北九州市はがれきの処理を受け入れているから危険だ」「そこで取れたものはあぶない」など)によって被害をうけること」と定義しています。
なお、いじめについては、いかなる理由であれ「人間として絶対許されない」という構えで指導することが重要であると考えており、いじめの未然防止に努めるとともに、万が一いじめが発生した場合は、これまでと同様、学校での職員による協同体制の確立やスクールカウンセラー等が相談にのるなどの対応を行っていきたいと考えております。
⑥今回学校で配られたプリントは、親子間の家庭問題にも発展しかねない内容です。なぜこのようなプリントを配ったのか、全ての保護者に説明してください。また、具体的にどのような説明会の設定が可能ですか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。したがって、保護者への説明を行うことは考えておりません。
⑦例えば保護者がPTAで活動していたら、放射能の危険性を認識している生徒児童は声をあげられず、精神的、肉体的に追い込まれる可能性が十分考えられます。このようなことが生じた場合に、保護者、児童生徒に対して具体的に誰がどのような責任をとりますか。お答えください。
(回答)
万が一、保護者や児童生徒が精神的、肉体的に追い込まれるようなことがあった場合には、教育委員会が、これまでと同様、スクールカウンセラーを派遣するなどの対応を行っていきたいと考えております。
⑧文部科学省のHP、教育委員会制度の今日における意義・役割の中で、教育に求められる要件で「政治的中立性の確保」「継続性、安定性の確保」「地域住民の意向の反映」が記されています。教育が個人の精神的な価値の形成に直接影響を与える営みであることからも、教育の中立性は、民主主義の維持に関わる問題でもあり、憲法や教育基本法に於いても定められている通りです。このような要件を満たす為には、首長からの独立性の確保は守られるべきであります。本来独立すべき首長と教育委員会が文部科学省の定めを破り、歩を同じくしてまで子どもたちに「がれき安全キャンペーン」を行った理由をお答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。
2.法律面、医学面に関する質問
① 北九州市は子どもたちに広域瓦礫処理が「安全」である趣旨のプリントを配布しました。しかし全国の保険医に配布される冊子では、広域瓦礫処理は「危険」であるという論考が出されています。全国の保険医レベルでその危険性が指摘されているにもかかわらず、なぜ北九州市の教育委員会は、「安全」だから我慢しなさいと、市の違法なデータを基に、子どもたちに被爆を強要するのでしょうか?その根拠についてもご明示いただきたい
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。
②放射線取扱主任者を置かずに検査した、北九州市の試験焼却のデータは、違法なものです(「放射線同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」参照)また憲法13条【すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする】にも違反します。今日委員会を訪問した際、その違法性を保護者は指摘し、子どもたちを誤ったデータで洗脳しないよう訂正を要求しました。しかし、教育委員会は「訂正しない」と回答されました。本来、生徒の安全と健康を守るべき立場にある教育機関が、違憲性・憲法性を完全に無視し、生徒に被ばくを強要するという、教育倫理を完全に無視した行動をとっているという現状に、強い憤りと苦痛を感じます。なぜ、教育委員会は、北九州市の違法な情報を、訂正もせず、放置しても許されるのか、その根拠をご明示いただきたい。
(回答)
放射線取扱主任者の設置を義務付けられているのは、1万Bq/Kgを超える場合であり、本市が取り扱うこととしているのは最大でも330Bq/Kg程度の飛灰であることから設置は不要であり、北九州市の試験焼却のデータは違法なものではないと認識しています。したがって、訂正することは考えていません。
③今回学校で配布されたプリントの情報を信じることによって、子どもたちに健康被害が起きても責任は持たないと、回答されました。何故、自分の流した情報によって子どもの命を危険にさらしても、その責任を持たないという教育機関にあるまじき無責任な回答しても許されるのでしょうか、その根拠をご明示いただきたい。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。
④6月に新門司焼却場で社会見学あった時に、教育委員会から「安全と思っているので中止する理由はない」と言われましたが、見学の後に数名の児童が熱を出し、何日か休んだという報告があります。大人たちの混乱をみせるのは教育上悪いから社会見学を実行したと伺いましたが、そのような理由で子どもたちの命を危険にさらすことが許されるのでしょうか。教育委員会の見解をお答えください。また、健康被害が出ている事実がありながら、今後も焼却場の社会見学は続けますか?続けるのであれば、その理由をお答えください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。したがって、今後も予定通りの見学を行ってまいります。
3.教育委員会、及び教職員に対する要望と質問
①7月19日頃に北橋市長から各学校の校長に通達はありましたか。正確にお答え ください。また、通達があったのであれば、8月7日厳守で通達書の提出を求めます。
(回答)
北橋市長から各学校の校長への通達はありません。
②小倉北区の小学校ではチラシが配られた際に「がれきは燃やしても安全です。お魚や野菜はきちんと検査しているので、たくさん食べましょう」と子どもたちに伝えました。尚、北九州市学校給食協会に確認したら、市独自の検査はしていないと言われました。市長の命令によって、事実と異なる内容が子どもたちに伝えられてしまうという異常な事態について、教育委員会はどのようにお考えですか。お答えください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。なお、学校給食で使用する食材については、地産地消の考え方を基本に、国の放射性物質の検査計画に沿った検査が実施され、安全なものとして市場に流通しているものを調達しているため、放射性物質に係る検査は実施していません。
③7月20日の終業式で小倉北区の校長から子どもたちに対して「北九州市が石巻市のお手伝いをします。とてもいいことをします」と伝えられたそうです。とてもいいことをするのであるならば、がれきを運ぶのにどれだけの予算が使われているのか、運送費は被災地負担であること、「被害が出る可能性がある」と北橋市長が発言した事実を子どもたちに伝えるのが、教育者としての義務ではないでしょうか。見解をお聞かせください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。したがって、災害廃棄物の受入れに関する費用については、特段、説明しておりません。なお、宮城県の災害処理にかかる費用は国がその全額を措置することとなっています。また、北橋市長が「被害が出る可能性がある」と発言したとの事実はありません。
④今回、各学校に配られたプリントの予算の総額をお答えください。また予算はどういった名目でどの部署から出ていますか。正確にお答えください。
(回答)
印刷、配布にかかる費用は約25万円程度であり、国がその全額を負担することとなっています。
⑤ 今回配られたプリントについて教育委員会は内容を全く理解していないことが分かりました。内容について環境省に任せているとのことですが、このような重大な事項を環境省任せにする責任の所在は誰にありますか。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。作成にあたっては、市政だより7月1日号を基に、環境局と産業経済局の協力を得ながら行いました。
⑥ 現在の日本では、個人が国に対する政策について、不安や疑問に思うことが許容されており、基本的人権の尊重が認められています。にもかかわらず、そういった権利を否定し、半強制的に広域処理が安全である趣旨のプリントを配布し、安全ではない放射能を「安全」と明記したことに対し責任を求めます。教育委員会として考え得る責任の中身をお示し下さい。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
⑦中立的立場でなければならないはずの教育者(資料2参照)がなぜ一方的な情報を子どもたちに押し付けるのでしょうか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。
⑧教育委員会をはじめ、子どもを直接教育し、守る立場であるはずの教師が、放射能についての知識が全くないことに対し、保護者として非常に不安を感じています。今後教師は独自に放射能に関して勉強し、そのための機関を早急につくるべきと考えます。機関の設置、教師への指導方針の実行は、いつどのような形で行われますか。
(回答)
学習指導要領では、例えば中学生3年生理科「原子力の利用と環境への影響」、「自然放射線と放射線の単位」、「放射線の利用と人体」などにおいて、児童生徒に放射線等についての正しい知識を指導するようになっています。これらの指導に必要な研修については、実施しています。
4.土壌調査に関する質問
①島田市の小学校の校庭の土壌を測定して、セシウム134と137の合計12万8000ベクレル/㎡という、驚異的な放射能汚染が確認されましたが、北九州市の焼却場近辺の学校で焼却前と後に、土壌検査する予定はありますか。もしも、実施しないのであれば、その理由についてもお答えください。
(回答)
市環境局において、焼却工場周辺で土壌の放射線濃度の測定を定期的に実施することとしています。
北九州市教育委員会
教育長 柏木 修
平成24年7月30日にいただきました「北九州市の子どもの人権、命を守るための公開質問状」の21項目のご質問について回答させていただきます。
1.生徒に配られたプリントに関する質問
①「がれきをなくすには、みんなの協力が必要です」(高校生版「被災地復興には広域処理が必要です」)とありますが、現在がれきの総量が減り、北九州市以外は放射能、水銀、アスベスト等の危険物質拡散が懸念されることから広域処理の見直しを検討しています。何故、その事実を子どもたちに伝えないまま、一方的にがれき受け入れの協力を子どもたちにも求めるのでしょうか。その理由を教えてください。
(回答)
本市の災害廃棄物(がれき)の受け入れは、国や被災地である宮城県知事、宮城県議会及び石巻市長からの要請に基づき、決定したものです。
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受け入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
②石巻市の皆さんは1日も早いがれきの処理を望んでいる」とありますが、現実には放射能の拡散につながる広域処理を望まない被災地の声も数多くあります。一方的な偏った情報だけでなく、広域処理以外の方法があること、例えば「いのちを守る森の防潮堤」を全会一致で可決した宮城県議会や、それを望む被災者がいることも説明した上で、北九州市は広域処理を選んだということを、知らせるべきと考えますが、全ての情報を伝えることによって何か不都合が生じるのでしょうか。もしそうであるならば不都合の中身をお答え下さい。
(回答)
本市の災害廃棄物(がれき)の受け入れは、国や被災地である宮城県知事、宮城県議会及び石巻市長からの要請に基づき、決定したものです。今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受け入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
③「がれきを燃やしても、健康や環境への影響はありません」と書かれていますが、その根拠を子どもたちにも分かるように科学的にお示し下さい。私共は、これは科学的知見に伴わない事実と異なる情報であると認識致します。現実には試験焼却によって、数多くの健康被害が報告されています。(資料1参照)現実に世田谷区の清掃工場から水銀とアスベストが相次いで検出され、石巻市女川のがれき焼却が中止になっています。また放射能の危険性を知っている子どもにとっては、脅迫以外の何ものでもありません。間違った情報を訂正し、環境への影響が出たため焼却が中止になっている自治体があることを知らせるご予定はありますか。それと並行して、危険性を理解した専門家が、児童生徒の精神的なフォローをするべきと考えますが、この件に関してもご意見をお示しください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。そのため、情報の訂正などをする予定はありません。
また、万が一、児童生徒の精神的なフォローが必要となった場合には、これまでと同様、教員やスクールカウンセラー等が相談にのるなどの対応を行っていきたいと考えております。
④配られたプリント2.の項目は、中学3年生の教科書と同じことが書いてあるとの説明を教育委員会から受けましたが、実際には異なっています。北九州市の中学3年生の教科書では、「たとえ少ない放射線でも体に害を及ぼす可能性もある」と克明に記載されているにもかかわらず、今回配布されたプリントには何故か「少量ならば体に影響がない」とはっきり書いてあります。この齟齬についての説明を求めます。これらは自然界に存在する放射能と人工的に作り出された放射能を混同している内容であり、明らかに教科書の内容に反しています。直ちにプリントの内容を訂正し、自然放射能と人工放射能が全く違うものであることをはじめ、正しい情報を児童生徒、保護者に説明するべきではないでしょうか。この点についての見解を求めます。
(回答)
今回配布したチラシの「2 がれきを燃やしても、健康や環境への影響はありません」では、今回のがれき受入れについて、試験焼却等を行い科学的知見を基に慎重に検討を進めた結果、環境や人への影響がないことを市として確認したことについて説明しています。したがって、チラシの内容を訂正することは考えていません。
⑤「風評被害をふせぎましょう」とありますが、「風評被害」の定義をお答えください。これは一方的な情報を信じる子どもと、放射能の危険性を認識している子どもとの間で対立関係を生み、いじめの原因にもつながりかねません。万が一いじめが発生した場合に、子どもたちに対し、具体的にどのように対処されますか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシでは、風評被害とは「確かでない世の中の評判やうわさ(「北九州市はがれきの処理を受け入れているから危険だ」「そこで取れたものはあぶない」など)によって被害をうけること」と定義しています。
なお、いじめについては、いかなる理由であれ「人間として絶対許されない」という構えで指導することが重要であると考えており、いじめの未然防止に努めるとともに、万が一いじめが発生した場合は、これまでと同様、学校での職員による協同体制の確立やスクールカウンセラー等が相談にのるなどの対応を行っていきたいと考えております。
⑥今回学校で配られたプリントは、親子間の家庭問題にも発展しかねない内容です。なぜこのようなプリントを配ったのか、全ての保護者に説明してください。また、具体的にどのような説明会の設定が可能ですか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。したがって、保護者への説明を行うことは考えておりません。
⑦例えば保護者がPTAで活動していたら、放射能の危険性を認識している生徒児童は声をあげられず、精神的、肉体的に追い込まれる可能性が十分考えられます。このようなことが生じた場合に、保護者、児童生徒に対して具体的に誰がどのような責任をとりますか。お答えください。
(回答)
万が一、保護者や児童生徒が精神的、肉体的に追い込まれるようなことがあった場合には、教育委員会が、これまでと同様、スクールカウンセラーを派遣するなどの対応を行っていきたいと考えております。
⑧文部科学省のHP、教育委員会制度の今日における意義・役割の中で、教育に求められる要件で「政治的中立性の確保」「継続性、安定性の確保」「地域住民の意向の反映」が記されています。教育が個人の精神的な価値の形成に直接影響を与える営みであることからも、教育の中立性は、民主主義の維持に関わる問題でもあり、憲法や教育基本法に於いても定められている通りです。このような要件を満たす為には、首長からの独立性の確保は守られるべきであります。本来独立すべき首長と教育委員会が文部科学省の定めを破り、歩を同じくしてまで子どもたちに「がれき安全キャンペーン」を行った理由をお答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。
2.法律面、医学面に関する質問
① 北九州市は子どもたちに広域瓦礫処理が「安全」である趣旨のプリントを配布しました。しかし全国の保険医に配布される冊子では、広域瓦礫処理は「危険」であるという論考が出されています。全国の保険医レベルでその危険性が指摘されているにもかかわらず、なぜ北九州市の教育委員会は、「安全」だから我慢しなさいと、市の違法なデータを基に、子どもたちに被爆を強要するのでしょうか?その根拠についてもご明示いただきたい
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。
②放射線取扱主任者を置かずに検査した、北九州市の試験焼却のデータは、違法なものです(「放射線同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」参照)また憲法13条【すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする】にも違反します。今日委員会を訪問した際、その違法性を保護者は指摘し、子どもたちを誤ったデータで洗脳しないよう訂正を要求しました。しかし、教育委員会は「訂正しない」と回答されました。本来、生徒の安全と健康を守るべき立場にある教育機関が、違憲性・憲法性を完全に無視し、生徒に被ばくを強要するという、教育倫理を完全に無視した行動をとっているという現状に、強い憤りと苦痛を感じます。なぜ、教育委員会は、北九州市の違法な情報を、訂正もせず、放置しても許されるのか、その根拠をご明示いただきたい。
(回答)
放射線取扱主任者の設置を義務付けられているのは、1万Bq/Kgを超える場合であり、本市が取り扱うこととしているのは最大でも330Bq/Kg程度の飛灰であることから設置は不要であり、北九州市の試験焼却のデータは違法なものではないと認識しています。したがって、訂正することは考えていません。
③今回学校で配布されたプリントの情報を信じることによって、子どもたちに健康被害が起きても責任は持たないと、回答されました。何故、自分の流した情報によって子どもの命を危険にさらしても、その責任を持たないという教育機関にあるまじき無責任な回答しても許されるのでしょうか、その根拠をご明示いただきたい。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。
④6月に新門司焼却場で社会見学あった時に、教育委員会から「安全と思っているので中止する理由はない」と言われましたが、見学の後に数名の児童が熱を出し、何日か休んだという報告があります。大人たちの混乱をみせるのは教育上悪いから社会見学を実行したと伺いましたが、そのような理由で子どもたちの命を危険にさらすことが許されるのでしょうか。教育委員会の見解をお答えください。また、健康被害が出ている事実がありながら、今後も焼却場の社会見学は続けますか?続けるのであれば、その理由をお答えください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。したがって、今後も予定通りの見学を行ってまいります。
3.教育委員会、及び教職員に対する要望と質問
①7月19日頃に北橋市長から各学校の校長に通達はありましたか。正確にお答え ください。また、通達があったのであれば、8月7日厳守で通達書の提出を求めます。
(回答)
北橋市長から各学校の校長への通達はありません。
②小倉北区の小学校ではチラシが配られた際に「がれきは燃やしても安全です。お魚や野菜はきちんと検査しているので、たくさん食べましょう」と子どもたちに伝えました。尚、北九州市学校給食協会に確認したら、市独自の検査はしていないと言われました。市長の命令によって、事実と異なる内容が子どもたちに伝えられてしまうという異常な事態について、教育委員会はどのようにお考えですか。お答えください。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。なお、学校給食で使用する食材については、地産地消の考え方を基本に、国の放射性物質の検査計画に沿った検査が実施され、安全なものとして市場に流通しているものを調達しているため、放射性物質に係る検査は実施していません。
③7月20日の終業式で小倉北区の校長から子どもたちに対して「北九州市が石巻市のお手伝いをします。とてもいいことをします」と伝えられたそうです。とてもいいことをするのであるならば、がれきを運ぶのにどれだけの予算が使われているのか、運送費は被災地負担であること、「被害が出る可能性がある」と北橋市長が発言した事実を子どもたちに伝えるのが、教育者としての義務ではないでしょうか。見解をお聞かせください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。したがって、災害廃棄物の受入れに関する費用については、特段、説明しておりません。なお、宮城県の災害処理にかかる費用は国がその全額を措置することとなっています。また、北橋市長が「被害が出る可能性がある」と発言したとの事実はありません。
④今回、各学校に配られたプリントの予算の総額をお答えください。また予算はどういった名目でどの部署から出ていますか。正確にお答えください。
(回答)
印刷、配布にかかる費用は約25万円程度であり、国がその全額を負担することとなっています。
⑤ 今回配られたプリントについて教育委員会は内容を全く理解していないことが分かりました。内容について環境省に任せているとのことですが、このような重大な事項を環境省任せにする責任の所在は誰にありますか。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。作成にあたっては、市政だより7月1日号を基に、環境局と産業経済局の協力を得ながら行いました。
⑥ 現在の日本では、個人が国に対する政策について、不安や疑問に思うことが許容されており、基本的人権の尊重が認められています。にもかかわらず、そういった権利を否定し、半強制的に広域処理が安全である趣旨のプリントを配布し、安全ではない放射能を「安全」と明記したことに対し責任を求めます。教育委員会として考え得る責任の中身をお示し下さい。
(回答)
がれき処理の安全性については、市環境局において、受入対象物や飛灰の放射能濃度等の測定結果、バグフィルターの性能などの面から確認されています。試験焼却の結果からも、焼却工場の敷地境界の放射線量も自然界と同じレベルであることが確認され、科学的知見をもとに慎重に検討を進めた結果、健康や環境等への影響は全く問題ないと考えています。今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために作成したものです。
⑦中立的立場でなければならないはずの教育者(資料2参照)がなぜ一方的な情報を子どもたちに押し付けるのでしょうか。お答えください。
(回答)
今回配布したチラシは、本市が宮城県石巻市のがれき受入れを正式に決定したこと等について、子どもたちに分かりやすく説明するために、教育委員会が判断して作成したものです。
⑧教育委員会をはじめ、子どもを直接教育し、守る立場であるはずの教師が、放射能についての知識が全くないことに対し、保護者として非常に不安を感じています。今後教師は独自に放射能に関して勉強し、そのための機関を早急につくるべきと考えます。機関の設置、教師への指導方針の実行は、いつどのような形で行われますか。
(回答)
学習指導要領では、例えば中学生3年生理科「原子力の利用と環境への影響」、「自然放射線と放射線の単位」、「放射線の利用と人体」などにおいて、児童生徒に放射線等についての正しい知識を指導するようになっています。これらの指導に必要な研修については、実施しています。
4.土壌調査に関する質問
①島田市の小学校の校庭の土壌を測定して、セシウム134と137の合計12万8000ベクレル/㎡という、驚異的な放射能汚染が確認されましたが、北九州市の焼却場近辺の学校で焼却前と後に、土壌検査する予定はありますか。もしも、実施しないのであれば、その理由についてもお答えください。
(回答)
市環境局において、焼却工場周辺で土壌の放射線濃度の測定を定期的に実施することとしています。
(設置場所)
①小倉北区日明市民センター(小倉北区日明 4 丁目3-7)日明工場南南西約 2.6 ㎞
②門司区松ヶ江南市民センター(門司区吉志新町 2 丁目1-1)新門司工場北西約 2.7
㎞
③八幡西区陣原市民センター(八幡西区陣原 3 丁目23-9)皇后崎工場南西約 0.5 ㎞
④若松区赤崎市民センター(若松区西小石町 8-2)響灘処分場南東約 4 ㎞
(設置期間(予定))
平成24年8月から平成26年3月末まで
(測定結果)
文部科学省ホームページの全国の放射能情報一覧で公表されています。
http://new.atmc.jp/pref.cgi?p=40
①小倉北区日明市民センター(小倉北区日明 4 丁目3-7)日明工場南南西約 2.6 ㎞
②門司区松ヶ江南市民センター(門司区吉志新町 2 丁目1-1)新門司工場北西約 2.7
㎞
③八幡西区陣原市民センター(八幡西区陣原 3 丁目23-9)皇后崎工場南西約 0.5 ㎞
④若松区赤崎市民センター(若松区西小石町 8-2)響灘処分場南東約 4 ㎞
(設置期間(予定))
平成24年8月から平成26年3月末まで
(測定結果)
文部科学省ホームページの全国の放射能情報一覧で公表されています。
http://new.atmc.jp/pref.cgi?p=40